テイルズオブシンフォニアを久し振りに

イベントが軒並み延期や中止になって在宅時間が大幅に増えたので、思い切ってゲームを買って来ました。
懐かしのテイルズオブシンフォニア。
私が初めて触れたテイルズオブシリーズ。
思い出補正全開の一作です。
昔遊んだ時は友人から借りたものだったので、買って来ましたよ、PS2版を。
ユニゾナントパックがあるのにね。

で、数日前にクリアしました。
やっぱり良いですね、シンフォニア。
大ボリュームのメインストーリー、広過ぎないけど謎解き要素があるバランスの良いダンジョン、手応え抜群のサブイベントボス。
冒険してる〜〜って感じに溢れてます。

実に15〜6年ぶりのプレイだったのですが、改めてやってみると、長閑な映像や音楽に似合わずダークな話ですよね。
奴隷、差別、化け物になる親しい人等々。
悲惨な境遇多過ぎない!?(以下、ネタバレ注意)

ロイド…物心ついた頃には母親は墓、父親と命をかけて戦うよ。
コレット…世界を救うために死ぬのが使命だよ。
ジーニアス…種族で差別されてきたから人間が嫌いだよ(記憶の数十倍生意気な子でした。人間不信が理由なんだろうな……)。
リフィル…子供の頃、赤ん坊の弟と二人きりで異世界に捨てられたよ。
クラトス…嫁は実験台の末化け物、子供は消息不明でもうどうでもよくなっちゃったよ。
しいな…孤児だったのを拾われたけど、その里の1/4を自分が関わる事故で亡くしたよ。
ゼロス…権力争いの末に自分を庇って死んだ母親に存在を否定されたよ。
プレセア…実験台にされて心身が止まったまま父の亡骸の世話をしていたよ。
リーガル…大企業の会長職から一変、化け物にされた恋人を殺した罪で囚人だよ。

メインストーリーでは、さっきまで仲良くしていたお婆さんが化け物となって立ちはだかるわ、故郷を追われるわ、ヒロインがどんどん人間性を失っていくわ、世界を救うためにやってたことがもう一つの世界を衰退させることに繋がっているわ……暗い!
昔は世界を救うためにミッションをこなして行ってるつもりだったのですが、改めてやってみると空回りというか、良かれと思ってやったことが周囲に被害を及ぼすことの連続でした。
特に終盤、シルヴィアラントもテセアラも一部の町や里がボロボロになってしまう、手を打てば次の問題が出てくる出てくる。
悲惨な境遇で過酷な旅路なのに、よくみんな諦めようと微塵も考えないな……。
テイルズオブシンフォニアは、ダークな土台の上をめちゃくちゃポジティブに駆け抜けるキャラクター達でしたね。

そんなシンフォニアキャラの中で私が好きなのは、しいなです。
ずっと操作キャラにしてました。時々いなくなるのが悲しい……。
攻撃の出が早いのと、技のモーションが少なかて操作に慣れやすいので、個人的には使いやすいキャラクターです。
世間的には弱いと不評のようですが……。
みんなくちなわ戦で苦労するらしいですね。慣れれば楽勝なんですけど。
戦闘があまり得意ではない身としては、主役キャラはせっかく技が多いのに6つしかセット出来なくて勿体無い気がして、逆に技が少ないキャラを選びがちです。

昔はゼロしいをメインで漁っていたのですが、今の私は百合の民。
まーーー好きですよね、リフィしい!
一応昔も好きでしたけど!

ユニゾンアタックでは魔浄光符連発。
リンカの木を蘇らせる時ってリフィルとしいたの共同作業じゃない!?と喜び。
各人のサブイベントで画面にお互いがいることにほくそ笑み。
いがみ合っていたかと思えばいつの間にか仲良くなっている流れを噛みしめる。
テイルズの百合はなかなか味わい深くて良いものです。

お互いに警戒心むき出しだったリフィルとしいなが歩み寄るようになったきっかけでは?と思ったスキットがありました。
コレットが天使病に侵されていく様子を見て「あんた先生なんだろ!いつも偉そうにしてるんだし、なんとかできないのかい!」みたいなことを言われ、リフィル先生が珍しくもどかしい気持ちをあらわにして、そんなリフィル先生の立場にしいなが理解を示すスキット。
多分ここがこの二人のターニングポイントだったと思いますね。

暗殺対象だったはずのコレットの境遇を哀れみ怒りを示すしいな。
教え子の苦しみを前に悩むも、年長者として弱味を見せるわけにはいかないリフィル。
お互いの本音に触れて警戒が解けたんでしょうなぁ……良い。

確かテセアラで、自分たちの情報が敵組織に漏れている疑惑が浮上した時に、自分ではないと言うしいなに対して、リフィル先生が「分かっているわ、あなたは素直過ぎるもの」みたいなことを言うシーンなんかもう、最高でした。
リフィしいは犬猿の仲というイメージがあったのですが、めちゃくちゃお互いのこと信頼してるじゃん!
もう二人だけがいないスキットすら喜んじゃいますよ。

さて、そんなリフィルとしいなですが、二人の過去について、当時はスルーしていた裏設定というか、匂わせというかが気になりまして。
結論から言うと、リフィル先生は恋人がいたし、しいなも疑惑があるよね、という話。

リフィル先生については、匂わせられるのがユニコーンの角を貰いに行くところ。
聖獣界一の処女厨ユニコーン先輩に会うことを辞退したリフィル先生の意味深シーン。
あれだけだと、水が苦手だから誤魔化したとも捉えられるし、昔はそう思っていました。
が、魔装具のケイオスハートをコットンから貰う時、遺跡から発掘された宝具と交換しています。その時に「あの人から貰った物をいつまでも持っていてもね」と零します。
これ、元恋人では?
もしかして、リフィル先生が男物の服を着ているのも、この人に関係していたりして?
遺跡研究で出会ったのか、その人の影響で遺跡にのめり込んだのか。
色々と勘繰ってしまいました。

しいなについては、アルタミラで遊んだことがあるような発言がいくつかあって、それが気になりました。
「海で遊ぶのは久しぶり」とか、「”前から気になってたんだけど”、どうしてティーカップなんだい?」とか。
明らかにアルタミラの海や遊園地で遊んでますよね。
これだけなら小さい頃におじいちゃに連れて来てもらったのかな?とも思いますが、遊園地で遊ぶことを子供っぽいかと思って躊躇うロイドに「デートする人もいるよ」みたいなことを言うんです、あえてゼロスではなくしいなが。
意味深!

しいなといえばゼロスの元カノ疑惑があったものの、キャストに否定されたらしいですが、デートとしてアルタミラに来たことがあるんじゃないかな?と思った次第です。
シンフォニアは好きだけど外伝まで広く手を出してはいないので、どこかで過去が語られているのかもしれませんが、ゲームをプレイした限りではこんな感じの考察のような妄想に至りました。

まあ、それはそれとして、遊園地で激しく遊ぶしいなとアトラクションが苦手なリフィル先生を見て、ついつい色々と妄想しちゃうんですけどね!

年月を経て推しCPが確立された百合厨としては、好きなキャラと仲良くするとロイド君とのフラグが立つというシンフォニアのシステムは、正直なかなか悩ましいですね(笑)
今回はまさかのリーガルがフラノールデートイベントに現れたので、リーガルルートに進んでみました。
でもやっぱり、ロイドにはコレットだよなぁ。
相手を選べるサブイベントでは、ロードを繰り返して全キャラ分の会話を見たのですが、コレットとのやり取りがやっぱり別格なんですよ。

水着イベントでは、神子の立場に縛られて海で遊べなかったことを思い出す。
晩餐会イベントでは二人で仲良く抜け出す。
メインストーリーの最後、大いなる実りを大地に戻す時なんて、どう見てもケーキ入刀だし。

大ヒロインコレットちゃんを差し置いて、会社を放り投げて、なーに二人仲良く旅なんかしてるんじゃいこの野郎どもは!
そんなリーガルルートでは、大塚明夫さんの少年ボイスが聴けます。
ユグドラシルに乗っ取られた時のリーガルの声が若いんです、何故か。

全ルート見てみたいなーとは思いますが、シンフォニアは長いのでなかなか……。
隠しダンジョンと魔装具解放も出来ていませんし。
というか、この二つ(アビシオンに惨敗、フロア5のボスに手こずったので以降は断念)と闘技場(しいなだけクリア)を後回しにしてとりあえずメインストーリーだけ一回クリアしたのですが、ラスボス前に自動的に戻ると思っていたら、クリア後にセーブすると初めからになっちゃうんですね…….やらかした。

これを機に、次は久しぶりのテイルズオブベルセリアを開始しました。
シンフォニアを超えるエグさ。
業魔に襲われたアバルに転がる白い繭のようなものの正体に気付いた時はほんとゾッとしますね……。
そして佐藤利奈さんの演技が凄過ぎる!
ベルセリアでももちろん百合を楽しむ私、早くエレノアちゃんを仲間にしたいです。
ベルエレは良いぞ。

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