テイルズオブベルセリア2周目プレイ日記

壊れたPS3を買い直し、テイルズオブデスティニーを超今更初クリアし、15年ぶりくらいにテイルズオブシンフォニアをクリアして、2年ぶりくらいにテイルズオブベルセリアを初めからプレイしています。
未プレイのエクシリア2とゼスティリアを積んだまま。積みゲーを差し置いて遊びたくなるくらい、やっぱり好きなんですよねぇ、ベルセリア。
初の単独女性主人公。
しかもCV佐藤利奈。
私はCV佐藤利奈のキャラクターをテイルズオブシリーズで操作するのが高校生の頃からの夢だったんです。
ハーツの脇役、エクシリアの敵幹部と来て、ついに、しかも主人公。
更に、姉妹役に新井里美という狙っているとしか思えないキャスティングに、私の青春時代の声優陣の一人である小清水亜美までいる。
敵には堀江由衣もいるし、なんかもうすごいアラサー狙い撃ち!
声だけで元が取れちゃうね、テイルズオブベルセリア。ここから時々ネタバレ入ります。テイルズオブベルセリアは本当に声優陣の演技がギラッギラに光っています。
まず、私の心の故郷、佐藤利奈さん。
素朴な村娘ベルベット、冷酷な復讐の鬼ベルベット、仲間達と少しずつ打ち解けて素が見え隠れするベルベット、絶望の底に叩き落とされ精神崩壊寸前のベルベット、開き直った堂々たる魔王ベルベットetc…とにかく振れ幅が大きいベルベットの心情を、全て声色で演じ分ける凄さに圧倒されました。佐藤利奈さんの相棒、新井里美さん。
ベルベットの姉セリカとアルトリウスの聖隷シアリーズの繊細な演じ分けが、これまた凄い。
ベルベットの夢の中でセリカとシアリーズが入れ替わる時の声の落差はゾクッとしました。
このお二人の演技の巧みさを聴けるだけでも、ゲームソフト5本分の価値があると思いますね。エレノア役の小清水亜美さんの演技も良くて、基本の上品で生真面目態度から時々漏れるエゲツない呻き声や、天然でお茶目な一面が良い味出してるんです。
ベルベットに腹パンされた時の「うぇっ」は必聴。私が特に好きなこのお三方以外にも、掴み所なく流れるような岸尾だいすけさんのロクロウの口調も良いし、最近はキリンにしか聞こえない津田健次郎さんのザビーダボイスは色気ムンムンだし、くぎゅはショタだし、他のキャラも挙げたらもうキリがない。キャスト陣だけでなく、音楽も良いんですよ。
ベルセリアの重要なシーンで流れる「Theme of Velvet」、そのまんまベルベットのテーマですが、これがすごく良い。
静かなピアノソロと終盤のオーケストラの盛り上がりに、ベルベットの復讐物語が凝縮されています。
テイルズオブシリーズのBGMで山場と言えば主題歌のオーケストラアレンジというイメージが強いのですが、主題歌とは別の作品全体を通しての固定テーマがこれだけ印象的なのは、私は初めて。
この曲を聴きたい一心でテイルズオブオーケストラコンサートに参加したくらい好きです。
他にも良いBGMがいくつもありますが、この曲は別格。ベルセリアの良さは耳だけで味わうものではありませんよ!
戦闘も楽しいです!
MPの縛りが少なく連携の自由度が高い、デスティニーやリバースの良いとこ取りをしたソウルシステム。
敵の攻撃をタイミング良く躱して無効化できる、グレイセスで好評だったらしい(未プレイです)アラウンドステップ回避。
戦闘中でもスムーズに操作キャラや控えキャラクターを変更できるし、そして何より、キャラクター毎に全く性能が異なる個性豊かなブレイクソウル!
すごく!楽しい!

私はあまりアクションが得意ではない上に、せっかく沢山の技があるのに、古いシリーズだと46個、ある程度新しくても812個までしか技がセット出来ないことに悔やんできたテイルズオブシリーズですが、ベルセリアは◯×◻︎の全てに各4つ、全部で16個も技がセットできる。
特技や奥義の連携順縛りが無いし、なんならボタン長押しで勝手に連携してくれちゃう。
脳筋でもスタイリッシュに戦えます。

ソウルを溜めると発動できる強力な技のブレイクソウルは、HPと引き換えに無敵のバーサーカーになれるベルベット、ダウンした敵に追撃を撃ち込むアイゼン、敵の魔法を阻止&吸収して広範囲攻撃に変えるマギルゥ、使い勝手の良い素直な攻撃エレノア、なんかよく理解してないけどナイスなサポートを繰り出すライフィセット、私が最強だと思っているロクロウのチート的なカウンターと、キャラを変えれば戦法も変わって面白いです。

条件さえ整えば6人全員の秘奥義を連続で出せる脳汁ドバドバなシステムもあれば、技の選択次第で敵へのダメージ率を上げられる頭脳派なシステムなど、バカにもクールにもなれる戦闘は、慣れると大変気持ち良いです。

スタンの影響が大き過ぎてたまに壊れるゲームバランスと、武器強化システムとカメラワークがちょっとイマイチなのはご愛嬌。これとやたら広いマップとサブイベントのやり込み要素と戦闘後ボイスの少なさくらいですね、惜しいのは。

でもサブイベントが少ない分、スキット一つ一つのボリュームはありますね。

さて、RPGとしては一番大切なストーリーですが……これも良い!私はテイルズオブシリーズの中でトップクラスに好きです!
テイルズオブベルセリアはメインテーマが二つあります(個人の主観です)。
一つは「生きる」とは何かを考えさせられるところ。合理性を良しとする世界と、個人の意思や欲を優先する悪の主人公。世界が目指す生き方はどこかつまらなくて、主人公達は悪人であるのに楽しそう。とりあえず、ベルセリアをやっていると仕事を辞めたくなります。生きたいように生きてぇ…!
もう一つは、今の時代においては少々古臭い、やり方によっては嫌味になりかねないし、物によっては私もあまり好きではない「男と女の差」を強調した作品だなと思います。
男はロマンや理想を追い求め、女はそれを理解しない現実的な生き物。
そんなステレオタイプなイメージを、何度も何度も繰り返し描いています。

物語の根幹であるベルベットの復讐劇は、家庭を捨てて世界救済という夢を選んだクラウ家の男と、世界よりも家庭を選んで欲しかったというクラウ家の女のすれ違いの産物。
アルトリウスとベルベットはもちろん、海の向こうに憧れる釘宮ライフィセットと、広い世界の可能性よりも小さな村での平穏を選びたいベルベットの価値観の違い。
可愛い弟分ではなく男として見られたい浅倉ライフィセットの心の成長と、それをなかなか理解してくれないベルベットの世話焼きおねーちゃん気質。
カブトムシvsクワガタ談義に燃える男達に、冷ややかな視線を向ける女性陣。
宝探しや秘密基地のロマンに目を輝かせる男達に対して、現実的な意見を突きつける女性陣。
シリアスにもコミカルにも、男女の溝をプレイヤーは刷り込まれていきます。

そしてこの埋められない溝が世界を揺るがしていくのです。
感情よりも合理性を追求する男アルトリウスと、感情の豊かさ故に時に振り回され時に世界すら巻き込む激情を生むベルベット。
ベルセリアは、「仕事と家庭どっちが大事なのよ!」喧嘩を、最後まで潔く貫き通すストーリーです。
気が付いたら世界の命運を握っちゃってた〜とか、世界を救うための旅に出るぜ〜とか、英雄になるぞ〜とか、そんな夢や大義名分は一切無い。
一を守るために全を守るわけでもなく、全は無視して目の前の一に執着する、理屈抜きの自分勝手な感情だけ。
逆に人間臭くて共感しやすい気がします。

標的は世界で崇められる英雄、プレイヤーは未成年飲酒以外の悪いことは一通りやった悪党集団。
私がプレイ済みのテイルズオブシリーズの中では、ベルセリアは異質で新鮮な作品でした。

パーティーメンバーの距離感も良いんです。
たまたま利害が一致しただけとか、酷い場合は利用するための道具としての寄せ集め集団。
だからお互い不用意に深入りはしないけど、腕っ節を認め合った適度にクールな関係。
この適度な距離感を保てるくらい、一人一人が賢いというか大人というか。
秩序で一致団結しようとする世界の中で、自分の欲に忠実なワガママ集団のくせに、見ていて安心感がある。
でも、秩序と合理性をつまらないくらいに重んじる世界だからこそ、余計に主人公側の身勝手さが活き活きと映るんですよね。

冷静な悪人パーティーですが、ちゃんと良い子もいます。
純粋な少年ライフィセットが、悪い奴らから奇跡的に良い影響だけを受けてカッコイイ男に育っていく姿と、
秩序が正義と疑っていなかった生真面目なエレノアが、合理性の裏の冷酷さや隠されていた真実を目の当たりにして、信じていた常識が崩れていく葛藤。
悪党集団に紛れた光属性の二人の成長も、ベルセリアの魅力なんですよね。
悪党らしく捻くれたストーリーにおいて、ここは王道。この二人は裏主人公だと思っています。

そして、女と女の関係性オタクとしては外すことができないのが、ベルベットとエレノアの対比。
赤と黒を基調としたキャラデザのベルベットに対して、エレノアは青と白。
二人の命運の分かれ道であろう、退魔士の才能の有無。
捻くれた悪党と、生真面目な正義。
それでいて、実は感情豊かで家庭的、面倒見が良いという共通点。
同じ戦訓で学んだ、つい足技が出ちゃう姉妹弟子(エレノアは直接の弟子ではないだろうけど)
「鳥はなぜ空を飛ぶ?」という、ベルセリアを象徴する問いかけに対する返答が同じ。
ベルベットとエレノアは、光と影の象徴として表裏一体で、出会い方が違えば良い友人になれていたかもしれない二人で、選ばなかった未来や少しズレた運命の先の姿だったかもしれない人物像で、子供の教育方針で揉める女と女。

この対比と共通点が絡み合う上に、牽制・険悪・警戒心の3Kを添えた複雑な味わいを醸し出す関係だったのが、いつの間にか信頼を寄せ合うように変わっていくところが最高なんですよ。
テイルズ界の光と影コンビといえばヴェスペリアのユーリとフレンが関係性、人気共にめちゃくちゃ強いですが、
ベルベットとエレノアを光と影の女同士コンビとしてテイルズオブシリーズの歴史に刻みたい!

そうです、ベルベットとエレノアのコンビ、ベルエレ推しです。
検索すると某巨人のBLカップリングばっかり出てくるベルエレ推しです。
エレノアがパーティー側だと発表される前、初出し情報の頃からベルベットとエレノアの百合だな、と言っていました。なかなか先見の明があるわね、我ながら。
でもマギルゥも捨てがたい。

と、プレイ日記のつもりが、ひたすら取り留めもなくベルセリアの好きなところを並べただけで長くなってしまいました。
プレイの感想はまた今度。
今は2週目で、結末を知ったからこそ見えてくるキャラクターのセリフに込められた感情や伏線を楽しみつつ、王子を匿って地脈点探しをしているところです。
次は吸引力が変わらないただ一つの蛇女でしたっけねぇ?

とりあえず、ベルセリアプレイヤー人口もっと増えてくれ!!!
特に、さとりなファンは絶っっっっっ対にやるべきよ!!!

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