スタァライト舞台 #2 女性限定公演 感想とか

今日はスタァライト舞台#2のディレイ・ビューイングですね。残念ながら観に行くことができませんでした。Transitionされたい……フィナーレの向こうへ走り出したい……渇望のレヴューの幕が降りません。
脳内が完全にTransitionで埋め尽くされてしまっているので、以前書いた女性限定公演について、今度は公演中の思い出を書き起こしていきます。(女性限定公演以外の感想も混ざっています)

ミュージカルパート

当然ですが、こちらは特に公演日によっての大きな違いはありません。
ただ、10月17日に連番した人の友人情報で「銀劇の前方席はヤバいよ、いい匂いがする」と聞いていました。
この日の座席はセンターブロックの2列目。しかもオープニングで西條クロディーヌさんが踊る位置の直線上。相羽あいなさんのポジション・ゼロ。
幸運過ぎてあそこで一回生まれ変わりましたね。アタシ、再生産済。

銀河劇場の前方席は段差が無いため、これまた女性限定で良かったなぁと思いました。

そして気になる「いい匂い」についてですが……本当にしました。
2列目ともなると、キャストが巻き起こした風が届いて来るんですよ。その風に乗って、フワッといい匂いが……。

しかし連番者との協議の末、あれが舞台上のいい匂いなのか、1列目の観客のいい匂いなのかは分からないという結論で終わりました。さすが女性限定公演。

しょーもない話はさておき、ミュージカルパートでは客席も手拍子で参加できるシーンがありました。

アンサンブルの方々が登場してB組の曲と聖翔の校歌をA組と一緒に歌うところです。
このB組曲の手拍子は、アンサンブルの後藤早紀さんが客席参加オッケーとツイートしたこともあり、公演を重ねるごとに少しずつ広がっていきました。
初日、2日目と序盤の公演を連日観劇してきた中で、この日が一番手拍子の参加者が多かったと感じました。舞台の客層は女性がメインらしいので、観劇慣れしているファンが多かったのかもしれませんね。
しかし裏拍がだんだんと表にズレていってしまうのが惜しかった。大人数でそこそこの速さの裏拍を叩き続けるのはなかなか難しいものですね……夏の再演ではリベンジしたいところ。

女性限定公演に限らず全日程を通してのことですが、キャストの演じ方が日によって変わったり、ハプニングが起きていたりで、舞台は毎回少しずつ違うものでした。

特に違いが印象的だったのは、春雷のレヴューで上掛けを天高く投げる真矢様です。負ける時すら優雅。
日によって負ける時の演出が違いました。派手に負けたのは後半の公演だった気がします。

ハプニングで印象に残っているのは、上掛けの袖に翡翠弓が入ってしまっていた純那ちゃんです。剣と違って前後に長いから思わぬところに引っ掛かってしまい、扱うのが大変そうだなぁと思いました。相羽あいなさんは上掛けの袖に、武器どころか腕を通してしまった事件があったらしいですね。

上掛けについては結構苦労情報が多いですよね。ダンスの最中に翻った上掛けが顔を覆ってしまったとか、演出の中でタイミング良く外すのが大変とか、上掛けと一緒にウィッグを持っていかれそうになったとか。
武器もレヴュー衣装もカッコよくて大好きですが、その裏には舞台少女たちの苦労が潜んでいるのですね……。

激しい殺陣で武器が落ちてしまうハプニングも時々起きているようですが、さり気なく他のキャストが拾ったり、すぐ別の演出に切り替えたりされていて、観ている側は最初からそういう演出だったのかな?と自然に受け入れることばかりです。さすがプロ。

ライブパート

今回の本題です。
5回観劇した中で、この女性限定公演1回目のライブパートが一番笑いました。九九組がやりたい放題過ぎる。

それもそのはず、10月17日は九九組の楽屋裏で起こる笑いの8割を持っていくという、『存在がハプニング』こと相羽あいなさんのお誕生日でした。

女性限定公演では何色のペンライトが多いのか、というのを確かめるのも密かな楽しみにしていたのですが、ライブパートの開始時刻が近づいてきた頃に周囲を見渡すと、オレンジオレンジオレンジオレンジ。隣の列に至っては全員がオレンジでした。
相羽ファンこんなに多いの!?と驚いていたのですが、ペンライトをオレンジにしてあいあいのお誕生日をお祝いしようという流れができていたようです。でも実際のところ、あいあいファンって女性が比較的多いんですよね。

緞帳に映し出されたアニメのオープニング映像とリンクしながら幕が上がると(この演出がとにかくズルい)、たくさんのオレンジに驚く九九組。会場がお祝いムードであることに気付いてくれたようでした。

ライブが本格的に始まると、今度は8人があいあいをお祝いしまくります。星のダイアローグとディスカバリー!は自由な振り付けをする箇所がいくつもあり、そこがとにかくやりたい放題でした。

中央階段にギャングスターズが集まればあいあいに向かってスリーピース。
前後二列になりポジション移動する際、あいあいとすれ違うメンバーが変わる変わるスリーピース。
歌いながら階段から降りてくる時、あいあいが先頭なのをいいことに後ろで三本指を立てる同じパート担当の二人。
ディスカバリー!の「1!2!3!」の「3!」であいあいを見る九九組。
もよちゃんに至っては客席側を見ているはずの振り付けを無視して、隣のあいあいに向かって目をカッと見開きながら「3~!」、客席もそれに気付いて、特に大きくなっていく「3!」の掛け声。

隙あらばあいあいの誕生日を祝う九九組の様子に、笑いが止まりませんでした。
あれだけやりたい放題できるのは、九九組の仲の良さとあいあいの明るい人柄があってこそなんだろうなぁと想像して、爆笑しつつとても和みました。

お祝いモードとは別の場面では、女性限定ならではかなと思う演出も。

ディスカバリー!の中で麻帆さんが客席を煽るのですが、両サイドのメンバー(彩沙ちゃんとひーちゃんだったような?)がこれを阻止する流れが#2では出来上がりつつありました。
しかしこの日は麻帆さんを止めるのではなく3人で煽り、コールが起こると客席に向かって拍手。
女性限定公演の特徴でも書きましたが、コールが控えめなのがキャストにも伝わっているのでしょうか。多少おとなしくてもものすごく楽しんでいたことも、伝わっていたら良いなぁと思います。

ユニットパートのトップバッターは真矢クロふたかおの、通称ギャングスターズ。

イントロがかかり披露されるのがCircle of the Revueだと分かった瞬間、客席の一部から短い悲鳴が上がりました。「フゥー!」なんて盛り上がるタイプの声じゃありません、
ヒィッ…!
みたいなガチの短い悲鳴です。あの人完全に限界迎えてました。生きて帰れたのかな……。

誰でしょうね、ギャングスターズにCircle of the Revueを歌わせようなんて考えたのは。失神する人が出たっておかしくない。卑怯にもほどがありますよ。最高でした。

そんな女の魂を刈り取るユニットが終わり、抜け殻となった我々の元へ舞い降りる癒し。じゅんばなまひるの情熱組が舞台少女心得-幕間-のイントロに合わせてお目覚めです。

ひーちゃんのパートが終わり、「さて、夢が振りまかれるぞ〜」と階段上へ視線を移した時、それは起きました。
スタァライトの新たな伝説、もえぴマイク逆さま事件
声がマイクに乗らないことに気付き慌てて持ち直し歌い出すもえぴ、その可愛さに笑いを漏らしながらニッコニコの前方席、客席の様子に戸惑うひーちゃん。このハプニングはラジオスタァライトでも話題になっていましたね。

かれひか&青嵐のStar Divineでは、この日に限ったことではありませんでしたが、少しずつ青嵐カラーのペンライトが増えていました。私は全て真ん中か下手側の席だったため見えませんでしたが、黄色いペンライトを見つけると穂波氷雨役の門山葉子さんがとても嬉しそうにしていたそうです。

Green Dazzling Lightと99ILLUSION!は、振り付けが終始決まっていて特別な何かは無かったような気がします。

Green Dazzling Lightの2番明けの間奏の振り付けがまた最高でしたね。九九組がこちらに背中を向け、ステージの奥を客席に見立ててお辞儀をするんです。舞台創造科の景色……!と胸が熱くなりました。

99 ILLUSION!は「99 ILLUSION! is my life!」の振り付けがとてもカッコよくて好きです。でも動きがキレキレなので、鈍い私には何をやっているのかよくわからない。99回観て確認させて欲しい。

タイミングがどこだったか定かではないのですが、改めてあいあいの誕生日をお祝いする時間が設けられました。

みんなでハッピーバースデーを歌おう、ということになり、主役のあいあいはポジション・ゼロへ。
みもりんの声に合わせて会場全体で歌いだしの音を確認すると、そのオクターブ上も下もいない完全に一本の歌声に「すごーい、舞台少女っぽい!」と歓声が上がりました。

「ハッピーバースデーディアあいあい〜〜」の声を、両手を広げ天を仰ぎ全身で受け止めるあいあい。最後は九九組がハモりを入れてくれて、気持ちのいい大合唱になりました。

ここではみもりんからの提案で、ペンライトをローソクに見立てて主役が吹き消すアレもやりましたが、歌の後に微妙な間が空いてからの実施になりました(笑)
観劇慣れしている人が多かったのかもしれない分、イベント慣れしていない人が多かったのかもしれませんね。

コメントを求められたあいあいが「30代では20代以上に圧全開で行きます!!」と宣言すると、怯える若手組(笑)
「そろそろこっちへ戻ってきんしゃい」、と麻帆おばあちゃんが現れて、お祝いは終了しました。

初めての女性限定ということで、キャストが全員集合してのカーテンコールも、それについての話題でした。

どんな雰囲気になるんだろうとキャスト同士で話していた中で、気になっていたという歓声。「キャー!」かと思いきや、通常公演と全く同じ「フゥー!」だったね、とのこと。

そこで「せっかくなので「キャー!」をもらってもいいですか」という九九組からのお願いがあり、客席は声を振り絞っての「キャー!」で応えました。
黄色い声に身悶えたり飛び跳ねたり、様々な反応ではしゃぐ全キャスト。可愛い。
(多分)みもりんが「貴重なキャーをありがとうございます」と言っていましたが、こちらこそ貴重な経験をありがとうございますという気持ちでした。

こんなにも楽しい女性限定公演という企画で、女に生まれた喜びを女に教えられた女たちが、女の要望に応えて女の声を出し、それに喜ぶ女。女と女のGive and Take。

「キャー!」なんて声初めて出しましたよ。他にもそういう人がたくさんいたようです(笑)
女が女の”女”を引き出す空間、本当に良い意味で異常でした。頭がおかしくなるかと思うくらい楽しかったです。


全14公演を通して、個人的にこの日が大本命でした。推しの30アニバーサリーナイトですよ?行く以外の選択肢など無い。「相羽あいなの誕生日を見届ける746人の女になりてぇ……」と7月末から騒いでいたものです。

平日だし女性限定だし余裕でしょ、と思っていたら、なんと落選。スタァライトのチケット確保は作戦を練らないといけないと痛感しました。
最高の席を引いて連番に入れてくれたお友達に全身全霊全力感謝です。落選のまま人生を終えたら、嫉妬で狂っているところでした。強欲なので。

座席的にも大本命。2列目はキャストが本当によく見える。

「鼻血出さないように気を付けようね」「いやでも2列目で鼻にティッシュ詰めた女がペンライト振ってたら推しに視線もらえるんじゃない?」なんてアホな会話を事前にしていましたが、ヤベー奴にはならずに済みました。
近過ぎて、鼻血なんて出さなくても4人くらい目が合いましたよ(勘違いオタク)。1列目なんてどんな景色なんでしょう。一度は体験してみたいものです。超スタァライトシート、狙うしかないのか。

翌日の7列目ど真ん中席も最高でした。

ステージと同じくらいの高さでしたからね、もよちゃんがあの可愛い笑顔を向けてくれたし、あいあいは客席に背中を向ける前のキメ顔を送ってくれたし、もえぴはハートで囲んでくれたし、麻帆さんとは5秒くらい見つめ合っちゃいました(勘違いオタク)。

限界オタク芸はさておき、上手と下手どちら寄りの席になるかによって見えるシーンが全然違いますので、スタァライトの舞台は色々な位置で何度も観たいなぁと改めて思いました。そういった意味でも、舞台は生き物ですね。舞台やライブをVRで映像化する技術が待たれます。


関連記事

舞台版レヴュースタァライト 女性限定公演の雰囲気

スタァライトの舞台・ライブ物販の難易度変遷

スポンサーリンク
レタングル大
レタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする