歌詞の良さが99倍になる約束タワーのパート割

※この記事は歌詞カードを見る前に書いたものですので、不足や誤りもあります。また、歌詞の使用許可を取っていないため、歌詞とパート割をそのまま公開する記事ではありません。ご了承ください。

2019/4/2追記あり

本日、スタァライト九九組のニューシングル「約束タワー」が発売しましたね。フラゲ日に受け取れなかったので、ダウンロードして曲だけ先に堪能しました。
歌詞が舞台に立つ人間の気持ちそのもので、舞台人でもないのに泣けてきます。一番最初の華恋ちゃんのパートからもう破壊力抜群ですよね。舞台に限らず、目標に向かって努力して達成感を得ている人全員に刺さるのでは?
そんなメタ的な意味以外にも、スタァライトのアニメを経た舞台少女たちについての歌詞になっていて、パート割までバッチリ合わせてあり感動的。さすが中村彼方さんですわ……。

パート割もちゃんと把握することで更に約束タワーのキラめきに焼かれたいと思ったので、安物のイヤホンと低性能な耳で聴き分けに勤しみました。短いコーラス部分など、誰が歌っているのか判別できなかった部分もありますが……。
歌詞を書き起こして、誰が歌っているのかわかるように色分けして、という作業をしているだけで画面が滲みます。涙腺ガバガバ人間です。
成果はこちら↓

J●SR●Cに怒られるのが怖いのでぼかしました(笑)
CDに付属している歌詞カードにパート割が記載されていますので、正しいものはそちらを確認してください。細かいコーラスは載っていませんが…。
本当は全ての歌詞について、エモいエモいと騒ぎ立てたいところなのですが、大人の事情で控えておきます。
このブログを読んでくれる人なら音源を購入していて分かってくれると信じて、特に好きなポイントを好き勝手に解釈していきます。

かれひか尊い

華恋&ひかりは一緒に歌うパートと、対応した歌詞をそれぞれが歌うパートがありますね。
一緒に歌うのは2番のBメロ頭で、対応した歌詞を歌うのは落ちサビ。
本当に恐ろしい。これをこの二人に歌わせるのかと。
12年もの間、一緒にスタァになるという約束を胸に努力を続けてきた二人。一方で、ようやく再開できたけれど、少し不安を抱いていたひかりちゃんが華恋ちゃんに対して起こしたかわいいわがままの4話を思い出します。日本を離れて暮らしていたひかりちゃんにとって、日本で待ってくれている華恋ちゃんは心の支えだったんだろうなぁと想像して、ほんと今書きながら泣きそうです。かれひか尊い。

じゅんななな尊い

この二人もかれひかと同じく、一緒に歌うパートと関連したソロパートがあります。
一緒に歌うのは1番Bメロ頭、カップルソロパートは2番Aメロ頭。
この二人のパートには「思い出」「過去」と、9話でばななの再演という秘密を共有して前に進んだ二人ならではの言葉が使われていて、これまた涙腺にくる。
2番Aメロ頭の方は、初めて聞いた時は文章のまとまりの最後までばななのパートかと思ってたんですよ。違ったんですね。一つの文を二人で共有してた。一緒に歌うのではなく、対比や対応でもなく、共有。これがじゅんなななか、と教えられました。
そういえば、この二人は机の間の引き出しも共有してましたっけ。

ふたかお尊い

幼い頃を思い出す歌詞を独占するふたかお。安定のふたかお。
こら!かれひかだって幼馴染なんだぞ!……なんて茶化している場合ではありませんでした。
ふたかおに割り当てられたパートはもう一つ、2番のサビ頭。ふたかお→双葉→香子と歌い繋いでいく部分。香子さんのパート、やばない!?そこで感謝するのやばない!?!?
ここが一番涙腺ブレイカーなんじゃないかと思います。双葉はんを振り回しまくるわがままお嬢さんが、素直に述べる感謝の言葉……しかもただの一方的なありがとうじゃないんですよね。二人が並び立っていること前提の感謝なんですよね。は~~尊い。

真矢クロの絶妙な距離感

真矢クロにも割り当てられたペアパートがありますが、この二人だけは一緒に歌うということをしていないんですよね(私が聴き分けられた限りでは)。
良い。この距離感が本当に良い。手を取り合って仲良く歩むだけが良い関係ではないんですよね。
二人のパートは1番と2番のサビ終わり、全員で歌うところの直前。トリを飾るなんてさすが主席と次席!
1番は常にトップを目指して前進しつづける真矢クロらしいなぁ、と思います。安定。
そして2番、真矢クロの本領発揮!見ようによっては真矢様の圧倒的なキラめきを目標にひた走るクロちゃんという一方的なライバル視点にも思えますが、それだけだと解釈違いなので、私は真矢→←クロとして捉えました。
この歌詞、10話のエンディングラストカットを思い出すんです。Fly Me to the Starはその回に歌唱を担当した二人もしくは一人が、各人の色のスポットライトに照らされたイラストで締められていました。放送当時にも大騒ぎになりましたが、真矢クロはお互いの色のスポットライトに照らされているんですよね。そんな二人に割り当てられた2番サビ終わりのこの歌詞ですよ!
彼方先生には、敵わないのよ……。

両手にキラめき、露崎まひる

まひるちゃんに割り当てられたパートは、1番サビ頭と2番のじゅんなななからの続きと、2番サビ後半のかれまひユニゾン。
1番は華恋ちゃん(ひかりちゃんもいる?)とのユニゾン→華恋→まひるという流れと、美しい高音コーラスで途中から入ってくるひかり。ここはこの次の項目との対比にもなっているのですが、”たった一つの場所”を一緒に歌っています。一人しかなれないポジションに、誰かと一緒に立ちたいと強く願うトリオなんですよね、まひかれん。途中からひかりちゃんが二人の間に入ってくるところも、同室トリオらしいです。
じゅんなななから続くパートは、前のフレーズにかかっているようで、嫉妬のレヴューを経たまひるちゃんの前向きな気持ちそのものでもある。個人的には、その後に続くBメロ頭のかれひかユニゾンの前半にも、まひるちゃんが含まれているんじゃないかなと思います。
そして3つ目の、華恋&まひるユニゾン。なんかもう、この二人は一緒に歌っているだけで、良かったねぇという気持ちでいっぱいになります。気の利いた言葉が浮かばないのですが、このパートの歌詞もなんかすごく暖かみがあって良いですよね。語彙……。
※ここは歌詞カードによるとまひる&香子と書いてありました。華恋&まひるに聴こえたのですが……ここだけ聴き取り不正解、悔しい。※※オーケストラコンサートで確認したところ、やっぱり華恋&まひるでした!

スタァ観の対比

前項でも述べた”たった一つの場所”という歌詞。これは1番のサビと、最後のサビのリフレインで使われています。同じ歌詞ですが、1番と最後とでは正反対です。
1番の方は複数人で、最後の方は真矢様が一人で歌い、純那→クロディーヌという流れ。ここが本当に天才だと思います。
クロちゃんへの特別な想いはありつつも、あくまでスタァは一人であり、だからこそ相手の存在でどこまでも登っていけるという天堂真矢。
折れず腐らず諦めず、ひたすら夢を追って走る星見純那。
そして最後に添えられる、孤独を理解して寄り添う西條クロディーヌの優しさ。
同じ歌詞なのに、パート分けが変わるだけで思い浮かぶイメージもガラッと変わる。そこに現れるキャラクターごとの「スタァ観」の違い。
すごい(語彙の完全消失)。


約束タワー良過ぎでは?なんと濃密な4分57秒なのでしょう。
ノスタルジックな雰囲気のあるサウンドも、クリスマスっぽくありつつも暖かみがあってすごく好きです。コーラスも最高。
スタァライトにまた一つ名曲が生まれてしまった。

もしかしたら、ライブの振り付けも歌詞と関係性に沿われていたのでしょうか?確認したいので、早くブルーレイ発売して欲しいです。


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