無料読書日記① -古事記の解説を読んだらオタク心が沸いた-

最近、お試し利用を解約し忘れたAmazonプライムを活用して、無料で雑多に本を読む生活を始めています。せっかくならインプットだけじゃなくアウトプットもした方がためになるかな、と思い(ヤダー意識高い人みたい!)気まぐれにブログに記録していくことにしました(すぐ飽きるかも)。
今回の一冊はこちら。


「とんでもなく面白い『古事記』」
Amazonプライム会員なら無料で読めます。

天皇神話が綴られた日本最古の歴史書。中学生の時に聞いたことはあるけど、読んだことはありませんでした。古過ぎて、古語不勉強な私にはとても読める気がしません。
そんな古事記を噛み砕いて解説してくれるのが、この「とんでもなく面白い『古事記』」です。

分かりやすく、かつユニークに書かれているこの本を読んでいて一番に抱いた印象はズバリ、「エキセントリック子作り」です。

笑っちゃうようなご懐妊エピソードが時々出てくるんですよ。一番「ナンデ?????」と思ったのは、昼寝中の女性の股間に光が当たって子供が生まれる話ですね。まーじで意味わからん。
他にも、神様が矢に変身して用を足している最中の女性に刺さり……とか、しょーもない方面に想像力豊か過ぎるでしょ。比喩表現にしてもぶっ飛んでる。
日本の神様たち、というか昔の人たちって、そういう面で奔放だったんですかね。

まあ、印象が強過ぎるだけでエキセントリックなのはごく一部ではありますが、他の生誕由来もなかなか……あの有名なアマテラス・ツクヨミ・スサノオなどが、イザナキの体の汚れから生まれたというのは、なんかちょっとショックでした(笑)

ついネタ方面に反応してしまいましたが、日本の地名や有名な神社の由来が古事記から分かるのも面白かったです。
あと、間違えて覚えていたこともいくつかあり、勉強になりました。
ヤマタノオロチを退治したのってスサノオだったんですね。ヤマトタケルかと思ってましたわ……無知が露呈。

古事記について知っていく中で面白かった、というか、古事記の解説本に手を出した大きな理由は、あらゆる創作物のモチーフになっている点です。

以下、もしかしてこれが元ネタか?と思ったものや、なるほど!と納得したものたちです。

首と書いて「オビト」と呼ぶ人物?が出て来ました。もしかしてNARUTOのうちはオビトはここから?

古事記を知っていたら、オビトの名前が出た時点でキーパーソンかもしれないと引っかかっていたかもしれませんね。

失敗作として海に流されてしまったイザナキとイザナミの子供「蛭子」。その後恵比寿神として祀られたそうです。良かったね……。

蛭子と聞いてまず浮かんだのは烈火の炎のアイツです(漢字は「蛭子」ではなく「蛭湖」ですが)。最初は敵だったけど、理性的で良い男でしたね。イケメンだし。
セクシーピッタリスーツ?にロングコートというなかなかにスタイリッシュなキャラだったけど。
噂によると、るろうに剣心の作者さんがキャラデザしたとかなんとか。
烈火の炎オススメです。絵柄がどんどん変わっていくので最初はビックリするかもしれませんが、終盤はほんとカッコいいですよ!新装版の表紙は終盤の絵柄です。↓

話が逸れました。烈火の炎好きなのでつい。

イザナミの身を燃やしながら生まれ、イザナギの怒りを買って斬られた火の神カグツチとは、舞-HiME-の主人公・鴇羽舞のチャイルドが同じ名前。あのカグツチが頭に剣が刺さったデザインなのは、イザナキに首を斬られたことが由来しているんですね!


少し年季の入った百合好きなら知らない人はいないであろう舞-HiME-。作中最も”ガチ”のお方がマンガとアニメでは全然設定が違います。百合目当てならアニメ版の方が圧倒的。マンガ版の報われなさも良いんですけどね。
後続シリーズの舞-乙HiMEは、百合詐欺と言われかねない危険な設定があるのでちょっと注意です。
いや、そもそも舞-HiME-は百合を前面に出した作品ではない。ごめんなさい。
まーた話を逸らしてしまった。

古事記を知ろうと思った一番の理由は、「結城友奈は勇者である」です。

日本神話をモチーフにしている作品。
神樹様ヤマタノオロチ説なんかも見かけましたが、あれは天つ国が中つ国を治めるために攻め込んできた国譲りが元ネタだったんだと分かりました。今更ですけど。
国譲りを仕掛けて来たのはアマテラス。だから東郷さんは鏡に捕らわれていたんだな!と納得。一応放送当時からあれは八咫の鏡だろうとは思っていましたが、アイテム名としての知識はあっても、それにまつわるエピソードは全然知りませんでした。

ゆゆゆもね、ほんと良くてね、話を逸らしてしまいたくなるんですけど、いい加減我慢します。この作品なら比較的新しいのでみんな知ってるでしょうし。
アニメシリーズのOPが全部好きです。

神様それぞれに個性的なご利益?があるのは、テイルズオブゼスティリアの天族やテイルズオブベルセリアの聖隷の加護の元になってるのかな?と思ったり。

古事記においては、体の中から食物を出せる神様が尻から食べ物を出したらブチ切れられて斬られちゃったりしていて……。アイゼンちゃんの加護が可愛く見えますね。元々可愛いですけど。

ちなみにテイルズオブベルセリアはシリーズ初の単独女性主人公だし、CV.佐藤利奈なので、私としては全人類にプレイして欲しい作品です。
私が「この佐藤利奈がスゴイ!ランキング」を作るなら、絶対に上位に入れます。境遇上、感情の波が激しいキャラクターなんですけど、それを全て声で演じ分ける様が本当に見事でして……。ついでに、さとりなキャラの姉役が新井里美さんなので、名コンビ的にもオススメです。この里美さんもね、声で複数の姿を演じ分ける様がゾワっとしちゃうんですよね。

いやーーーもうほんと、全人類プレイして。お願い。
(ゼスティリアはアニメで満足しちゃっているのでいつかプレイします、ごめんなさい)

ほらもう!また話が逸れた!でも佐藤利奈さんは私の心の故郷なので許して!
しかもテイルズオブシリーズでさとりなキャラを操作するのが私の長年の夢だったので!許して!!
そろそろこの記事も終わりにしますから!

単純にキャラクター名の元ネタとして出てくる単語や登場人物もたくさんで、いちいち反応してしまいました。

黄泉の国やら、神様に捧げる「神楽」の元になったエピソードで喰霊を思い出したり、
神話の百貨店・デビルチルドレンのデビル達を思い出したり。
あーーーどっちも語りたい。でも我慢。

意識高い読書と見せかけて、やっぱりオタクのサガには抗えませんでした。
話が逸れに逸れましたが、Amazonプライム案外良いじゃん!と思っているこの頃です。アニメも見られるし。
Amazonプライムのおかげで、ようやくBLACK LAGOONのロベルタ復讐編が見られましたよ。ロベルタ好き。


アニメ漫画ゲームオタクとして、古事記を含めあらゆる神話の知識は持っておくべきだな、と改めて思った無料読書でした。
オタクは教養があればあるほど楽しめるんですよね。
広く知識を集めてきたいな、と思います。鳥頭なので集めたそばから抜け落ちて行きますけど。

原書は絶対1ページで挫折する自信がありますが、この書籍のように優しく噛み砕いてあると頭に入って来やすくてありがたいですね。外国の神話のこういう本も無料配信して欲しいなぁ。

実はこの本、無料読書を始めて10冊目くらいに読んだものなのですが、オタク心に流されて真っ先に記事にしてしまいました。

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