事前見積額で大学の教科書買取サイトを本気比較 〜実際の見積額、送料、返送料、手数料など〜

もう3ヶ月近く経ちましたが、ゴールデンウィークに自室と言う名の魔境を開拓し、いい加減学生時代の教科書達を手離しました。
なぜ今頃こんなことを書くのかと言いますと、近頃のインターネットは本当に役に立たない情報が多いな!!!と嘆いたからです。

教科書をですね、売ろうと思い立ちまして。もう卒業して何年も経っているので大した値段になるとは期待していませんでしたが、捨てるよりはマシだなと。
じゃあどこで売れば良いのか、検索したわけです。出てくるわけです、ここが良いだのランキングだの……あれね!あてになりませんね!
「◯◯は他店より高額で買い取ってもらえます!」って言いますけど、あの「他店」ってどうせブ◯クオフのことですよ。そりゃ専門書の買取してるんだから、一般書籍の大手中古店より高いに決まってるじゃん!具体的な額を示せ具体的な額を!
実際は比較なんてしてないんだろ!

そんなサイト達への苛立ちから、私は実際に見積もりを取って比較しました。
商品を送らないと見積もりが取れないところをいくつも比較するのは流石に無理なので、ネットやメールで事前に見積もりをしてくれるサイト4ヶ所と、大手サイト1ヶ所です。

古本買取のホンマルシェ

ノースブックセンター

藍青堂書林

バリューブックス

専門書アカデミー

まずは利用した感想から↓

利用したサイトの印象

ホンマルシェ

サイトで書籍のISBNコードを入力すると、買取金額が検索できます。
ホンマルシェの良いところは、複数の本を一度にまとめて検索できるところ。また、教科書以外も取り扱っているようです。
サイトによっては1冊ずつしか値段を調べられないこともある中で、非常に楽でした。

検索しても出てこない書籍については、別途メールで問い合わせとなります。私が検索した際も、数冊出てこなかったため、問い合わせてみました。
すると、ゴールデンウィーク中にも関わらず、その日の内に返信が来ました。
丁寧な文面と共に、サイトに該当書籍のISBNを登録しておきましたという報告。
大変好印象でした!

ノースブックセンター

こちらは買い取って欲しい書籍のISBNコードをエクセルで一覧にしてメールで送ると、見積もりを出してもらえます。
ノースブックセンターの良いところは、事前に本の状態を伝えてから見積もりを出してもらえるところ。
私が売ろうとした書籍は使用済み&古いので、書き込みやヨレがありました。それを一覧に記載しておくと、状態を考慮した上での金額を提示してくれます。
最終的には本の状態によって見積もりより減額されることが多いと思いますので、この形式は大変ありがたいですね。

そして見積もりの返信が早い!
約25冊の見積もりを依頼したのですが、連休中にも関わらず2時間くらいで返事が来ました。
更に!ISBNコードが無い書籍も買い取ってもらえます!
その後も別件で問い合わせをしたのですが、その返事も早くて丁寧!
大変好印象その2でした。

藍青堂書林

こちらは売りたい書籍の写真を送ると、大まかな合計額を教えてもらえます。
ISBNコードを一つ一つ調べて入力する必要はありません。
本を並べて撮影して送れば終わり!簡単!

連休中のためか、見積もりの返信は2日後。「合計◯円〜◯円です」というザックリとした内容でした。
楽に済ませたい方には良いかもしれませんね。今回は細かく比較したかったので、私としてはやや物足りない結果となりましたが、そもそも事前に大まかな金額を教えて貰える時点でありがたいです。方法も楽だし。

骨董店のような雰囲気のサイトで、高額買取例も物々しい書籍だったのが印象的でした。
古くて価値のある書籍の買取には特に強そうです。

バリューブックス

とてもサイトが見やすいです!
ホンマルシェと同じくISBN番号で価格を調べることができます。こちらは1点ずつしか価格検索ができないため、冊数が多い場合は手間がかかります。

バリューブックスの良いところは、マンガやゲームなども買い取ってくれる点でしょうか。教科書買取店って、それしか買い取ってくれないところが割とあるみたいなのです。
とにかく家にある書籍をまとめて売りたい!と言う方は、バリューブックスが良いかもしれません。

専門書アカデミー

最後は教科書買取の最大手らしき専門書アカデミー。
ここはサイトに高価買取商品リストを掲載していますが、数は少なめ。商品を送ってから見積もりをもらう形です。

梱包用のダンボールを自分で用意したり、支払い方法を銀行振込以外にしたりと、色々と先方の手間を減らすと、買取金額が最大30%くらいアップします。

専門書アカデミーの良いところは、相当酷い状態の書籍でない限り買い取ってもらえそうな点と、買取代金の支払い方法が豊富な点。
Amazonギフト券なども選択可能なので、気軽に申し込めます。

後述もしますが、ここは買取金額に納得できず返品を希望した場合、値段が付いた商品は無料、付かなかった商品は有料での返送になるそうです。1冊でも0円商品が混ざっていたら、それだけ別で着払いで送られてくるということ。返品希望の少なさを謳っている理由はここにあるのでは?と、正直疑っていましたが、他店では0円だった書籍にもお情け金額が付けてもらえました。悪どいやり方ではないようで安心です。

そして、書き込みはもちろん、記名していた場合はそこを切り取ってしまっても買取OK。一冊一冊塗り潰す必要がありません。
本文に関係の無いページでも、破れや切り取りは買取対象外になるサイトがありますので、買取幅が広いです。

この会社は医療系分野に特化したサイトが別にあるので、当てはまる人は高価買取が特に期待できるかもしれません。
医学書・医学専門書、看護・薬学などの教科書・専門書の買取サイト「メディカルマイスター」

以上の5社を利用しました。
見積もりなどの比較はこちら↓

実際の見積額の比較

見積額(生化学系の書籍26冊)

ホンマルシェ…3429円
ノースブックセンター…4670円
藍青堂書店…1000〜2000円
バリューブッスクス…6165円
専門書アカデミー…1069円(クーポン利用で3069円)

見積の所感

ホンマルシェ(3429円)

買取不可や0円の書籍は無し。最低でも5円は付けてもらえました。塵も積もれば山となる感じ。1冊だけ、他サイトでは1000〜2000円の書籍が5円だったために一気に落ち込みました。既に在庫があったのかもしれません。

ノースブックセンター(4670円)

比較的高めの見積額。0円の書籍は1冊だけで、他は最低でも10円以上の値をつけてもらえました。
しかし、比較的高い買取額の書籍であってもホンマルシェとバリューブックスには及ばない金額。最低10円以上が積み重なって、それなりの見積額になりました。冊数が金額に反映される買取店です。
また、ここはネット見積の時点で状態を考慮してくれますので、見積の信頼度が高いと思います。
最終的にここで売ったのですが、見積額から変更はありませんでした。

藍青堂書店(1000〜2000)

個別の見積額はもらえませんでした。

バリューブックス(6165円)

高い額をつけてくれる書籍の多さは一番でした。
一方、0円の書籍も一番多く、最低額も1円から。高値がつく本があればドンと稼いでくれる買取店。

専門書アカデミー(1069円)

ほとんどが1〜5円。他サイトで1000円以上の書籍でも100円代で、かなり低いです。大手なので在庫が豊富だったり、改訂版が既に持ち込まれていたのだと思います。
このサイトが強い医療系の分野ではない上に、高価買取リストにも無い書籍ばかり、そもそも古いものは発行から10年以上経っていたので仕方ないですね。もっと早く売ればよかった……。

見積額だけを見たらバリューブックス一択ですが、送料や手数料等も比較しましょう。

買い取って欲しい本の送料

ホンマルシェ

買取合計額3000円以上なら無料

ノースブックセンター

送付数30点以上なら無料

藍青堂書林

送付数10点以上なら無料

バリューブックス

1箱500円

専門書アカデミー

送付数5点以上で無料

条件を満たせば無料になるサイトが多い中で、バリューブックスだけは送料がかかります。送料を依頼者が負担することで買取価格を上げている、とHPに書いてありました。

買取代金の振込手数料

ホンマルシェ…無料
ノースブックセンター…無料
藍青堂書林…無料
バリューブックス…不明
専門書アカデミー…無料

これは大体無料ですが、現金書留など支払い方法によっては手数料がかかることもあります。

買取不承認時の返送料

ホンマルシェ

基本的に有料

ノースブックセンター

基本的に有料

藍青堂書林

有料

バリューブッスクス

返送料無料(買取価格が送料以下の場合のみかも?)

専門書アカデミー

1円以上の買取価格がつけば無料、0円のものが含まれていると有料

基本的に有料としたところは、予定外の減額や買取店側の不手際があった場合は無料になる、とのことです。
大手の専門書アカデミーは返送が無料になる可能性が高かったため、気軽に査定を依頼することができました。

有料の場合、特に金額は記載されていませんが、クロネコヤマトやゆうパックの着払いがほとんどですので、1000円くらいはするのではないでしょうか?

今回の教科書買取の結果

今回は一度大手の専門書アカデミーで査定額を確認し、最終的に選んだのは、ノースブックセンターでした。

実は専門書アカデミーの買取額上乗せ券を持っていたので、それに賭けて品物を送ってみたのです。
ダンボールを自分で用意し、支払い方法はAmazonポイントを選択し、繁忙期のため査定に時間がかかるということで自動的に上乗せがあり、結果20%買取額がアップすることに。
しかし、結果は上記の通り。
上乗せ額は2000円分だったのですが、それを足しても他サイトの方が高くなりそうだったので、返送を依頼しました。

ただ、専門書アカデミーは教科書買取大手。しかも繁忙期ということは、それだけ買取希望者が多いということ。在庫がある商品の買取額が下がるのは致し方無い。
更に、私が査定を依頼した本達は古い。改訂版が出ているものも少なくありませんでした。安くて当然ですよね……。

専門書アカデミーは医療系専門の取扱窓口もあるようなので、サイトに掲載されている高額買取分野の書籍なら、不要になったらすぐ売れば期待できるかもしれません。そもそもの金額が高ければ最大30%アップの恩恵は大きいですからね!
医学書・医学専門書、看護・薬学などの教科書・専門書の買取サイト「メディカルマイスター」

4月5月は買取依頼の増加で査定に時間がかかるようで、商品の到着から査定結果の報告まで1ヶ月近く待ちました。
買取価格を確認せず自動承認にすると対応が早いそうです。しかし、私のように他社と比べたい方にはオススメしません。

さて、1ヶ月待った末に予想を下回る結果を見て、手間よりお金を取りました。
無料で返送してもらえるのはいいものの、冷やかし客への仕打ちで書籍が痛んでたらどうしよう……なんて酷いことを考えていましたが、全くそんなことはありませんでした。
しっかりと梱包され、即日返送していただきました。今回は御縁がありませんでしたが、鮮度の良い書籍を売る際はまた候補に入れさせていただこうと思います、専門書アカデミー。

そして、最後に選んだノースブックセンター。
決め手は、ISBNが無い書籍もいくつか売りたかったのと、ある程度の減額が事前にわかっていたことです。
送料などを考慮すると、最終的にはここが高そうだと予想して、送料を無料にするべく本を掻き集めて査定に出しました。
品物が到着したその日に査定額の連絡があり、それを承認したら翌日には振り込まれるという大変スピーディーな対応をしていただきました!
とても良い売り物ができたと思います!ありがとうございました!


私はたまたまノースブックセンターを選びましたが、手間をかけてでも高く売りたいという方は、ぜひ全ての書籍を複数のサイトで比較してください。
ある書籍はホンマルシェが一番高いけれど、別の書籍はホンマルシェでは激安なのにバリューブックスでは高額だった、なんてこともありました。冊数が多いなら、買取店に本を振り分けるのもありかもしれませんね。

とりあえず大手サイトに本を送って査定連絡を待ちながら、他のサイトで買取額を調べるというのも、効率を考えるとオススメです。

色々と面倒なのは嫌だ、銀行口座よりもすぐに使える形で代金が欲しい、という方は、大手サイトにまとめて送って都合のいい代金受け取り方法を選択するのが良いかもしれません。

以上、本気の教科書買取比較でした!
見にくいかもしれないけど、なんちゃって比較サイトよりは役に立ったでしょ!


各サイトへのリンク

古本買取のホンマルシェ
(見積り検索の楽さとレスポンスの良さが◎)

ノースブックセンター
(見積り時点で本の状態を伝えられる、ISBNコードが無い本でも買取OK)

藍青堂書林
(写真を撮るだけで見積りが届く)

バリューブックス
(売れる本と売れない本の差が大きい。見積もりから厳選して売るといいかも?)

専門書アカデミー

(記名部分の切取OK!大手ならではの豊富な支払い方法も◎)

医学書・医学専門書、看護・薬学などの教科書・専門書の買取サイト「メディカルマイスター」

(医療系の教科書専門)

今回は利用しなかったのですが、写真だけで手軽に、複数の古書店に買取希望書籍を見てもらえるサイトがありますので、試してみては?↓
【古本一括査定.com】

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