舞台妄想科の過剰解釈日記 〜追って追われてシリウス〜

3rdスタァライブの衝撃を浴びてから、もうずっとスタァライトのことで頭がいっぱいです。
新しいレヴュー曲も、ライブの演出を見たことで新しい解釈がどんどん湧いて来ます。
今日はシリウスが盛り上がったので、今の考えをまとめてみました。
解釈は日々変化しているので、明日は全然違うことを言うかもしれませんが悪しからず。

レヴューそっちのけでイチャイチャ喧嘩を始めるふたかおが、どうして息を合わせてレヴューに臨むたまるいに勝てたのか。
鉄板コンビ過ぎてあまり深く考えて来なかったのですが、鉄板コンビ同士だからこそ映えるレヴューだったんだなと今は思っています。

今回使われたシリウスの神話は、名チェイスを繰り広げた狐と猟犬をゼウスが星にした、というものだと思います。
絶対に捕まえる猟犬と絶対に捕まらない狐の勝負に決着が着くと、その力を与えた神の面目が……という理由で二匹は石にされた、なんて説もありますが、どんな説であれ、私が膝を打ったのは「二匹が俊敏さを競ったからこそ生まれた星がシリウス」だという点です。

そりゃふたかおが勝ちますわ。年季が違う……というわけでもなく。
たまるいの絆がふたかおよりも弱かったから負けた、と簡単に言い切りたくはない。
凛明館の中では付き合いが長い二人だし、熱い想いや絆はちゃんとあると言っているし。

たまるいがふたかおに勝てなかったのは「あなたしか見えない」「追って追われる」ことで生まれるパワーの差なのではないかと思います。

ふたかおは一緒だから強くなれる二人であることがアニメでも舞台でも語られているので、最早今更言うまでもありません。

一方のたまるいは?(ここからちょっと過激な話が出てくるので、純粋にたまるいを愛でたい人は気をつけてください。あくまで一オタクの解釈です)

スタリラの全てのストーリーをカバー出来てはいない雑魚なのであまりハッキリとは言えませんが、ちょっと噛み合ってないところがあったんですよね、この二人のお互いに対する思いって。
これは秋風塁に入れ込むあまり巴珠緒の強かさにキレ散らかしている限界オタクの受け売りなのですが、
珠緒先輩は塁ちゃんを信頼する余り甘えまくっていて、塁ちゃんは塁ちゃんで珠緒先輩に夢を見過ぎている。

あえて悪い言い方をするなら、珠緒先輩は塁ちゃんが自分を好いていてくれることに胡座をかいて無意識に利用している。
塁ちゃんは「憧れの珠緒先輩」という脳内の人物を好きなのであって、巴珠緒という人間がまだ見えていない。巴珠緒の夢女。

そこから脱却する一歩を踏み出し始めたのがスタリラの新章でした。
珠緒先輩はともかく、塁ちゃんがどう変わったかはまだ分からないけど。

そんな二人だから、おおいぬ座のレヴューで狐と猟犬を演じふたかおに勝利するには、まだ何かが足りないんじゃないかなと思います。
なんだろう……トムとジェリー感?お互いに優しさの壁があるように感じるんですよね。

ふたかおみたいにレヴューの真っ最中でも小突き合うほどお互いしか見えていないのが、今回のテーマでは強かったのかも。
それぞれが狐と猟犬を演じるダブルキャストだと考えると、「パートナーのことに夢中だからこそ強くなれる」のが重要だったのではないかな、と思いました。

たまるいはレヴューに対して真っ直ぐ過ぎて、二人ともどこかで猟犬になってしまったのかもしれませんね。


それはそれとして、「塁ちゃん、危ない!」にはカッコいい巴珠緒先輩が詰め込まれていて、私の心の中の秋風塁がキュンキュンしました。

ライブ後に改めて「名門、落つ」を見返して「塁ちゃんーー来なさい!」を聞いたら堪らなくなりましたし。

珠緒先輩……素敵です……♡

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